大阪市立森之宮小学校にてプログラミング教育の公開授業を開催しましたので、ご報告をさせていただきます。

当社は2014年4月よりSTEM教育スクールSTEMONを運営しており、その一貫としてプログラミング教育に取り組んできました。
「平成29年度大阪市プログラミング教育推進事業の実施にかかる協力事業者」に選定され、その一貫として大阪市教育委員会様、森之宮小学校様と行なった公開授業です。

すでに森之宮小学校では1学期に先生向けのプログラミング教育研修会と、5年生・6年生を対象にしたプログラミング授業(主にScratch)を行なっています。

今回の公開授業は「教科にプログラミングを組み込んだ授業を実践する」という位置付けで、2017年9月25日に行いました。

 

6年生算数 単元:拡大図と縮図 全9時間(本時9時間目)

6年生の算数、単元は拡大図と縮図にプログラミング教育を組み込みました。
この単元は2020年から施行される新しい学習指導要領のなかで、プログラミングを活用して学ぶことを推奨されています。
実践の1例になることと、この単元(図形を書く)とプログラミングは相性が良いと考えたことから選定しました。

本時は全9時間の9時間目になり、単元のまとめにプログラミングを活用するという授業計画になっています。

 

単元のまとめで実施した理由

算数はほかの教科と比べ連続性の強い教科です。

例えば理科は「台風と天気」がわからなくても「植物の発芽の条件」を理解することはできるでしょう。
しかし算数は、前の単元を理解していなければ、次以降をつまづく可能性が高くなります。

単元のねらいをはじめて学ぶ際にはそこに集中したほうが良いと考えています。
しっかりと理解をしたうえで、(拡大図と縮図の単元であれば)図形の理解を深めたり、図形に対する感覚を豊かにする目的でプログラミングを活用するのがよいのではないでしょうか。

例えば「拡大図と縮図」では、「1辺の長さを2倍、1/2倍にし、角度は変えない」ということが特徴です。
これを理解すれば、分度器や定規を活用して拡大図と縮図を書くことはできるでしょう。

しかしプログラミングで書く場合には、図形の特徴を理解したうえで、書く手順も正しくなければなりません。
(Scratchを基準にすると)ペンを下ろしたあと何歩あるくのか、何度曲がるのか、何回繰り返すのかなど、これらの組み合わせ・順序が正しくなければ書けません。
失敗をしている場合、図形を理解していないからかけないのか、手順がかけないのか気づきにくくなります。

特に連続性の高い算数では、単元の本丸をはじめて学ぶ際にはプログラミングを無理に活用せず、ねらいをしっかり理解させることに集中したほうがよいのではないかということを、強くご提案したいです。

尚、今回は授業進行は全て担当の先生が行いました。現場の先生が関心を持ってScratchを学び、前向きに授業を実践される流れはとても貴重であると感じております。

 

プログラミング教育授業案 6年生算数「拡大図と縮図」

※当授業案およびサンプルプログラムをPDF形式のファイルでもご提供しております。ご希望の方は下部のフォームより申請をお願いいたします。(無償)

板書計画

 

PDF版の授業案のご提供

当授業案およびサンプルプログラム(PDF形式)をご希望される方にはご提供いたします。(無償)
以下のURLからリクエスト申請をお願いいたします。

授業案リクエストはこちら
http://www.stemon.net/jugyoanrequest/

 

次回のプログラミング教育公開授業は12月12日(予定)

STEMONと森之宮小学校によるプログラミング授業公開は、次回12月12日を予定しています。
単元は5年生理科:振り子です。
多くの方にご覧いただきたく、ご都合つく関係者のみなさまはご来場ください。
詳細は決まり次第ご案内させていただきます。

記事担当
株式会社ヴィリング代表
小金井市立前原小学校理科講師
中村一彰