こんにちは、STEMON代表の中村です。

先日8月2日、埼玉県蓮田市立黒浜北小学校にて教員向けプログラミング教育研修を担当させていただきました。

2020年から必修化となるプログラミング教育。

多くの先生にとっては「まだ少し先の話」「それより英語と道徳」「プログラミング教育って何をやるのかさっぱりわからない」といった状況かと思います。

そんな中、黒浜北小学校の藤崎校長先生よりご依頼をいただき実現しました。

今回の研修のねらいは以下の3つとしました。

・プログラミング教育とは何か?を知っていただく。
・実際にいくつかのソフトを体験していただく。
・プログラミング教育に対する心理的なハードルを下げていただく。

まずは心理的なハードルを下げるための動画紹介

子供達が楽しく学んでいる様子や、子供たちにとって有意義なものであるということがわかれば、
大きな壁でも乗り越えようと努力される先生方が多いです。

はじめに3つの動画を見ていただきます。

多摩市立愛和小学校で実施したプログラミング教育(総合学習)の動画2つと、

現在私が理科講師(T1)として勤務している小金井市立前原小学校でのプログラミング×理科の動画です。

これを見ていただくことで先生たちのマインドが大きく変わることをいつも体感します。

いきなり堅苦しいレクチャーよりも、子供達が楽しく学んでいる様子を見ていただくことが研修成功の秘訣です。

また、私が小学校の教員(理科TTのT1)であることも、先生方が耳を傾けてくださる要因かなと最近感じます。

そして講義に入っていきます。

 

プログラミングとは何か?

コーディングスキルを学ぶのではなく、プログラミングの考え方を活用して論理的に考える力や問題解決能力、粘りつよく試行錯誤する力を育むことを紹介しました。

1年半ほど前から様々な議論を経て、教育業界において「プログラミング教育のねらいは何か」のコンセンサスがとれてきました。
文科省も次期学習指導要領で掲げていますし、多くの有識者でも足並みが揃った状況といって良いと思います。私もこれには共感しています。

ぜひ先生方に意識してほしいこととして1つ加えていて、それは子供達が「新しい表現の手段」を手にいれたということです。

愛和小学校で年間15時間×4学年担当した際に目の当たりにしました。

子供達が自分の考えや感情を様々な形(音や色や仕掛けなど)で表現する姿。

これはとても貴重なことだと思います。

 

実際に体験

まずはビスケットを体験していただきました。
次にcode.org
そしてScratchです。

それぞれ見本と課題を設定し、取り組んでいただきました。
笑い声が出るなど、先生自身も楽しんで取り組んでいただけたと思います。
 

5年生理科授業での実践紹介

実際に中村が前原小学校の5年生理科で取り組んだ授業案を紹介しました。
Scratchで順次・繰り返し・条件分岐を必要としながら少ないブロックでできるスクリプトです。

自分で体験をして実際の授業案をみていただくことで、先生方は自分に置き換えて想像がしやすくなります。

すでに案を思いつき、まずはコンピュータークラブで試してみます! と言ってくださった先生もいました。
最後に全ての先生方に振り返りのコメントとアンケートを記入していただきました。

「楽しく学べた」「プログラミング教育がどのようなものかイメージできた」などほっとするコメントばかりでした。

帰りは蓮田駅まで車で送っていただいたのですが、車に乗り際にちょうど外出された教頭先生が戻られ、

「今日はありがとうございました。教員たちの表情を見ると大変良い研修だったのだとわかります」
という、こちらも嬉しくなるコメントもただきました。

私は2015年からSTEMONと学校現場の両方で実践しています。

これによって日本のプログラミング教育の全体像と先生方の状況が理解しやすい立場にいると思います。

このような立場からお役に立てることがありそうですので、引き続き先生向けプログラミング教育研修にも取り組んでいきたいと思います。

2学期は大阪市でもいよいよ授業実践。またご報告をしてきたいと思います。