cool programming(クール・プログラミング)

cool programming(クール・プログラミング)発売から1年

STEM&プログラミング教育スクール「ステモン」を運営している株式会社ヴィリングが、プログラミングが学べるボードゲームと銘打って、「cool programming(クール・プログラミング)」を発売してから間もなく1年が経ちます。

この1年に多くのユーザーさんから寄せられたご意見などを元に、ボードゲームでプログラミング的思考は本当に養われるのかを、解説させて頂きたいと思います。

 

そもそもプログラミング教育とは

フローチャートを使った低学年向けプログラミング教育の事例

プログラミングを学ぶには、PCやタブレットは必須。そんな風にお考えの方はまだまだ多いと思います。

2020年から公立小学校でも必修化されたプログラミング教育において、文部科学省が養いたい力として明記しているのは「ICTツールを活用する力」と「プログラミング的思考」の2点

このうち、特に「ICTツール」つまりPCやタブレットをまだ十分に使いこなせない低学年においては、如何にして「プログラミング的思考」を育むかが、長らく議論の的となってきました。

我々は、運営しているSTEM&プログラミング教育スクール「ステモン」において、早くからこのプログラミング的思考を育むためにボードゲームを活用してきました。

 

プログラミング的思考とボードゲーム

NHK Eテレ「テキシコー」より

プログラミング的思考とは何か。NHK Eテレでは、「テキシコー」という番組でとても分かりやすく解説されていますが、その番組によると以下の5つの構成要素からなると解釈されています。

1.分解→小さく分けて考える

2.組み合わせ→手順の組み合わせを考える

3.一般化→パターンを見つける

4.抽象化→大事なものだけを抜き出して考える

5.シミュレーション→頭の中で手順をたどる

最短ルートを競ったり、最適な組み合わせを見出たりするボードゲームには、まさにこの考え方を育む要素が多分に含まれています。

 

低学年のプログラミング教材に適したボードゲーム

レッスンで子どもたちがcool programmingに取り組む様子

また、ICTツールをまだ活用できない低学年(小学1年〜3年)にとっては、頭の中だけで抽象化したりシミュレーションしたりする力はまだ養われていないことが多いです。

ボードゲームは、手で触ったり、並べ替えたりできることで、子どもたちの抽象化やシミュレーションをサポートするものであることも重要な要素です。

2017年頃からステモンレッスンに取り入れ始めたボードゲーム、しかし、当時は国産でプログラミング的思考を養えるボードゲームはそんなに多くありませんでした。

仕方なくまずは海外製のゲームを取り入れましたが、子どもたちにとって、世界観や手触りが、どうも合わない印象が強く、「それならば自分たちで作ってしまおう」と考えたのが「cool programming(クール・プログラミング)」開発のきっかけです。

 

cool programming(クール・プログラミング)とプログラミング的思考

色とりどりのコマンドカードで「繰返し処理」や「分岐処理」も表現。

cool programming(クール・プログラミング)の世界観は南極・ペンギンたちの冒険にしました。子どもたちが大好きなペンギンを使って、ゴールへ最短距離へ導くというストーリーです。

手札であるカードを並べてゴールへ至らせるという点で、

組み合わせ→手順の組み合わせを考える

一般化→パターンを見つける

シミュレーション→頭の中で手順をたどる

プログラミング的思考のまさにこの部分が養われるゲームに仕上がったと思います。

そして、実際にプログラミングを学ぶ中でも必須スキルである「繰返し処理」や「条件分岐」をイメージしたルールも実装しました。

我々が、主に低学年の子たちがプログラミング的思考を養うために必要な要素を目いっぱい詰め込みながら、子どもたちにも楽しんで取り組んでもらうことも重要視して、「cool programming(クール・プログラミング)」は制作されました。

 

cool programming(クール・プログラミング)に寄せられた声

 

楽しみながら知的に論理的思考と創造的思考を育てることができます。子どもでも大人でも楽しめます! 予めボードを見てどうやってコマを動かすのかをアタマで考えます。ここで間違っていたらもうゴールできません。『準備が大切』ということを改めて教えてくれます。まさしくこのゲームで生きる力がつくのではないでしょうか??

 

小学三年生の息子に購入。ペンギン好きなこともあって大喜び。最初にルールを教えるのに時間がかかったが、覚えてしまえばサクサク一人で進めていました。こういうゲームは大歓迎です。

 

7歳の息子に購入。矢印等のカードで命令してペンギンを動かし、魚を食べさせるというもの。子どもが順番に並べたカードの通りに、大人がペンギンを動かして答え合わせをしてあげると効果的に遊べる。公式サイトには解答例もあり。

 

・こどもの手続き的な思考練習にと購入

・見た目のよさから、とっつきは良かったです

・継続性という面では、若干の短調さや、報酬の見えにくさから、飽きやすいところがあった印象

・学習の段階に応じた使用など、ツールの一つとしては有効だと思います。

 

 

特に低学年のお子さんを持つ保護者の皆様からは軒並み肯定的なご意見が多く寄せられました。

まだまだ始まったばかりの日本のプログラミング教育。長くその準備に関わってきた「ステモン」だからできたボードゲーム「cool programming(クール・プログラミング)」を、ぜひ一度お手に取ってみて頂けると嬉しいです。

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